2010/11/14

the final day

10:30  excursion3 @ tower house & Watari Museum of Contemporary Art & tokyo apartment
今日は、都内にある建築をみんなで見にいきました。


写真右半分だけ見ると、ヨーロッパの街並写真みたいですね。




まずは名作「塔の家」。中に入ると、不思議と「狭い」という感覚が感じられませんでした。注意してみると圧迫感を感じさせないような様々な工夫が施されています。それらの細かいデザインにただ感嘆するのみでした。




マリオボッタの建物は横断歩道と同時に見るといいですね。




東京アパートメント。設計者はムサビ図書館設計者でもある、藤本壮介氏。




そして、皆さんとお別れのときがやってきました。お互い「サンキュー」を言ってます。








お疲れさまでした。今度は3月にムサビ生がコペンハーゲンに行く事になってます。



5th day



9:00  discussion @mau
14:30  critic @mau
今日は最終講評日です。「すき間」をデザインするという野心的な課題に皆、色々なアプローチで取り組みました。
講評に参加された先生は、高橋先生、林先生、マリア先生、マーティン先生、源先生、布施先生、菊地先生、
本学工デの伊藤先生、さらにイスラエルから高橋先生のご友人の先生方がいらっしゃいました。



デンマーク人も緊張しながらプレゼンしました。緊張する外国人を実際に見るのは初めてでした。



日本の学生ももちろん英語でプレゼンテーションです。1週間でけっこう英語は上達したようです。




このグループの案は「すき間」に緑を取り込むという案。その取り込み方が秀一でした。(見えませんが。)
プレゼンもしっかりしていて好評のようでした。




このグループの案は、カーブした「すき間」が多彩な内部・外部空間を作っているというもの(見えませんが。)。こちらも好評でした。




このグループの案は、もっとも東京の下町にフィットしそうな案でした。断面の次元でも良く考えられている案でした。(見えませんが。)








この方(中央の男性)は”いい雰囲気”もってました。写真からでも伝わってきます。








そして、先生方からの最終講評です。すっかり外は暗くなってます。




マリア先生は場慣れしてますね。




マーティン先生(中央の男性)が遠い目をしてこの1週間を振り返っているのがよくわかります。




マーティン先生は「何をしゃべっていいのかわからない・・・」と言いつつもも、けっこうしゃべっていました。




そして、最後は打ち上げです。お疲れさまでした。



2010/11/12

4th day

9:00  discussion START @mau


制作2日目です。
昨日のクリティックを踏まえて、方向性が見えてきたようです。

製図室では、「SUKIMA」という言葉が飛び交っています。

グループによって作業の進め方も様々で、最終講評が本当に楽しみです。









晩ご飯は学校の近くお好み焼きを食べにいきました。
デンマークの学生さん達のほとんどがお好み焼きを初めて食べたそうです。

大勢で行ったので楽しい夜になりました。





2010/11/11

3rd day

9:00  discussion START @mau
16:30  critic @mau

今回のワークショップの課題について説明します。

(抜粋)
課題:
「すき間」から考える新しい住まい方


東京という都市の成り立ちとして、関東大震災や第二次世界大戦、東京オリンピックなどのたびに都市計画が更新され、また現在も変化し続けているという特徴があります。そのような都市構造においては、隣接するものの形成には時差がうまれ、そこには副次的に「すき間」というものが発生します。その際、「すき間」には都市的な大きなスケールから身体的な小さなスエールまで多くの場合が考えられます。
例えば、谷中、根津、千駄木の界隈には「路地」といわれる「すき間」が存在します。ここにおいては、その街の魅力を作る一つの要素になっています。
このように「すき間」には何かの魅力となり得る可能性があるのではないでしょうか。


そこで今回のワークショップでは「住まいと住まいの『すき間』」に注目したいと思います。
「すき間」は建物なしでは生まれません。
本来は同時に発生する外部と内部をあえて切り離して考え、そして「建物」からではなく「すき間」から設計してください。
副産物としてではなく、建物に影響を与える「すき間」をまず考える事で、そこから生まれる新しい建物の在り方や、新しい住まいが生まれる事を期待します。


作業内容:
制作では最終的に「すき間」の模型を作ってもらいます。建築のプランを細部まで作り込む必要はありません。「すき間」と建築内部が関係してくる場所の機能、どういったスペースなのかは説明できるようにしてください。前述したように、あくまで「すき間」を考えるところから建築の形や機能が規定され、新しい住まい方が生まれてくるのが目的です。


設計条件:
・敷地面積21×30m2a(1/100でA4サイズ)
・敷地内に6〜8軒の住宅を建てること
・「住宅」「すき間」いずれも、住宅以外の機能を足すのは構わない
・全建築面積は敷地の60%程度
・高さ制限10m


制作:
・1/50の全体模型
・プレゼンの資料は各自必要と思われるものを用意する



そんなわけで、課題制作がはじまりました。







言葉でコミュニケートするのはなかなか大変なので、スケッチやら模型やらをつくり、なんとか意思疎通をはかります。しかし結果としてこのように手を動かさざるを得ない状況というのは逆にメリットもたくさんありそうです。



夕方から、高橋先生、林先生、マリア先生、マーティン先生のクリティックが始まりました。



クリティック後の先生たちの感想は概ねポジティブなもので、最終講評がとても楽しみだとのことでした。



2010/11/10

2nd day

10:00  excursion2 @Edo-Tokyo Open Air Architectural Museum
14:30  fieldwork @ YANAKA

午前中に「江戸東京たてもの園」に行きました。今日も天気がいいです。





源先生(左端)に現場でレクチャーしていただきます。木構造という視点から日本の建物のつくられ方を見てみるという、非常に興味深いイベントです。





最初に日本の農家の見学です。構造的な観点で民家を見ると、実に多くの思考の形跡が見られとても興味深いです。



デンマークの人々は背が高いので、普通に頭をぶつけます。




彼らはTシャツでも平気なようです。



午後は谷中の街を歩きました。外国人の興味の持つ、”すきま”とか”コンパクトな建物”というものが、実にいろいろなバリエーションを持って現れてくるおもしろい街でした。


2010/11/09

1st day


10:30  introduction @mau
12:30  welcame party @ mau
14:00  excursion1 @ roppongi
今日から、デンマーク王立建築アカデミーとの一週間にわたるワークショップが行われます。

まず午前中はイントロダクションです。進行役はムサビ非常勤講師の林英理子先生です。



今回のイベントは高橋晶子先生(右から2人目)がムサビ側の担当教授です。




ムサビ学生が、東京の街のつくられ方を時間軸にそって発表しました。経済、法律、震災、戦争などなど色々な切り口で現在の東京を説明しました。しかし、デンマークの学生はやはり、東京の建物がコンパクトなことと、建物と建物の間の隙間の存在に興味をもっているようです。




真ん中へんにデンマーク側の先生である、マリア先生と、マーティン先生がうっすら見えます。





4号館でランチパーティーをやり、ややうちとけた後六本木方面へ出発。






一度、六本木ヒルズの森タワー52Fから東京を360度の視界で一望してみることは、東京を知ってもらう為には良いきっかけになるのではと思いました。